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担当編集のテマエミソ新刊案内

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ラブセメタリー

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その感情は、罪か倒錯か。
秘密を背負った男たち――。

定価:1,300円(本体)+税 8月25日発売

甥に対する密かな欲望を抱え、妄想に囚われ苦しむ百貨店のエリート外商・久瀬圭祐。その思いがいつか暴走し、犯罪へと向かうのではと恐怖し、治療を求めて精神科クリニックを訪れる。そこで働くゲイの看護師・町屋は久瀬のことが気になっていた。ある日、あることをきっかけに親交を深めていくが……。

小学校教師の森下伸春は遠い昔、幼い少女に繰り返し恋をした。抑えられない欲望の果てに、決して侵してはならない領域へ踏み込んでしまう。そんな彼を待ち受けていた事態とは――。

この作品を読む前に、題材としてすでに嫌悪感を抱かれる方が多いと思います。本作は二人の小児性愛者を主人公にしています。今に始ったことではありませんが、近年、子供に対する卑劣な犯罪が頻発していて、ニュースなどで知る機会が増えています。なぜ子供を性的な対象としてしまうのか……。そのようなことはとうてい理解できることではありません。ですが、いけないことだからと安易に決定づけるだけではなく、なぜそのような行動、嗜好に至ったのか。そこから目を背けてしまうのではなく、本書がその問題に向き合って「考える」ことのきっかけになればと願っています。

(担当編集F・M)


木原音瀬(このはら・なりせ)
高知県生まれ。高知県在住。生年は非公表。1995年「眠る兎」でデビュー。主にBL雑誌や同人誌で活躍の場を展開。その分野で不動の人気を博す。ノベルズ版『箱の中』が講談社より文庫化され、BL界の芥川賞と評され話題に。近年、文芸誌などでも執筆の場を広げている。著書に『秘密』『美しいこと』『吸血鬼と愉快な仲間たち』シリーズ、ほか多数。本作が初の文芸単行本となる。


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