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担当編集のテマエミソ新刊案内

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岳飛伝 十七

  • 紙の本

17年にわたって書き続けた原稿25,500枚! 大水滸伝シリーズ、ついに最終巻! 北方謙三『岳飛伝 十七 星斗の章』、5月26日発売!

定価:1,600円(本体)+税 5月26日発売

岳飛はついに南宋の程雲との決戦に挑む。張朔も南宋水軍との戦いを進める。岳飛は南宋との決戦を制することができれば、秦容とともに北上して呼延凌の軍に合流し、金国との最後の決戦に臨もうと企図していた――。長きにわたる岳飛の決死の戦いが、ついに終焉へと向かう。感動の最終巻!

〈岳飛伝のこれまで〉
 梁山泊を再興した楊志の遺児・楊令の自由市場は江南を席巻し、物流を握る梁山泊の勝利は目前に見えた。ところが、百年に一度の大洪水が梁山泊を襲い、その中枢が水没する。楊令は、奇襲を仕掛けてきた金国の兀朮の右脚を吹毛剣で切り落としたのち、数多の同志の死を胸に秘め、南宋軍として出陣した敵将・岳飛の前に立った。楊令は岳飛を追い込むが、最後の一戦に臨む直前、従者だった刺客の毒剣を浴びる。毒の回った楊令は、岳飛の右腕を吹毛剣で切り落とした直後に落命した。[『楊令伝』まで]
 楊令の死後、金国が南下し、宋は滅亡した。宋の残党は南へ逃げて南宋をつくる。岳飛は軍閥として独り立ち、失った右腕には毛定が作った義手をつけた。金国の兀朮は北の地に赴き、幻王・楊令の遺児である胡土児を養子とする。金国、梁山泊、南宋、岳飛らの軍閥の構図が出来上がった。
 岳飛は兀朮の金国軍三十万に勝利し、開封府に迫るも勅命により撤兵する。秦容は梁山泊を離れ南方に新天地を求めた。梁山泊の呉用は死に際し「岳飛を救え」と遺言を残す。秦檜の待つ臨安府に行った岳飛は、謀叛の嫌疑で捕縛される。岳飛は秦檜と対話するが、両者の考えは一致しなかった。梁山泊の燕青が、太子の正当性に関わる品と引換えに岳飛の助命を求め、秦檜はこれに応じた。
 岳飛は大理との境を越え密林を進み、開墾を始めた。岳家軍の仲間たちと家族が集まり、秦容からの物資も届き、岳都がつくられた。秦容は小梁山を名乗り、甘蔗栽培にも成功する。一方、秦檜は南進を企図し、辛晃に南をうかがわせる。秦容の地を飛刀を遣う山岳兵が襲い、大きな被害が生じた。秦容は山岳兵の住む高山を訪れ、逆に傭兵として雇った。
 梁山泊軍との戦いが続く金国の丞相・撻懶が死ぬ。金国の流通をとり仕切っていた蕭炫材は命を狙われるが、梁山泊の侯真に助けられ、南に逃れて岳飛、秦容と会う。兀朮は再び大軍を出し、梁山泊の呼延凌軍とぶつかった。辛晃は南を再襲するが、待ち伏せていた岳飛に斬られる。兀朮率いる金国軍と呼延凌軍の総力戦は、双方多大な戦死者を出すも完全決着には至らない。
 李俊は、南宋水軍の韓世忠の船団を叩き、一騎打ちで韓世忠を斬り殺す。南方では、ついに北上を開始した秦容と岳飛が、辛晃の砦を陥とした。辛晃は梁岳道を突くが、岳飛と秦容に阻まれる。燕青は南宋の太子暗殺計画を知り、その母の李師師の許に向かった。だが刺客によって重傷を負い、再会した李師師も毒に冒されていた。燕青の笛で李師師は舞い、二人は死へと向かう。
 李俊は、沙門島の砦を焼討ちして島を奪回し、瓊英のいる日本に向かうが、到達直前に彼女が死んだことを告げられた。史進は、遊撃隊を率いて、金国の帝・海陵王の大軍を蹴散らす。海陵王は南宋の程雲にも敗れ、兵力増強に努めることとなった。
 胡土児は、軍営を訪れた史進から吹毛剣を渡された。直後に兀朮から北の地に異動を命じられ、蒙古との小競り合いの後、敵の若者と友誼を結ぶ。王清は十三湊で李俊と再会し、李俊は溺れた少年を助けて死んだ。
 岳飛は捕えた辛晃の首を刎ね、秦容と連携しつつ侵攻を開始する。無敵の進撃を続けるが、埋伏していた程雲の奇襲を受ける。岳飛は重傷を負い、程雲も負傷した。しかし、秦容はさらに東進を続け、呼延凌は金国軍との最後の決戦に向けて、準備を進める。張朔は炳成世とともに海戦に勝利し、梁紅玉と再会する。西遼では、顧大嫂の死の後で韓成が丞相に任命された。
 傷の癒えた岳飛は、草原に埋伏して南宋軍を襲い、程雲を負傷させた。敵を討ちつつ秦容も合流する。海では、狄成と項充が敵船に乗り移って爆死、南では羅辰が象山の造船所に放火して死んだ。北では、胡土児が暗殺者を返り討ちにし、蒙古に向けて出奔する。
 兀朮率いる金国軍と呼延凌軍の戦いは膠着していたが、史進の赤騎兵が疾駆して、ついに兀朮を倒す。しかし、史進も瀕死の重傷を負っていた――。

(担当H. K.)

大水滸伝シリーズ特設サイト
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