プロミスを含め、大手消費者金融のカードローンは、利用できる年齢が設定されています。
通常、未成年といわれる年齢の方たちは消費者金融のカードローンを利用できません。
成人年齢が令和4年4月1日から18歳に引き下げられました。
これまで18歳、19歳の方たちは自分の仕事やアルバイトから収入があるのに、未成年だからカードローンが利用できず困ったことがあるのではないでしょうか。
プロミスでも申し込み対象年齢が18歳以上74歳以下※に変更され、これまで申し込めなかった18歳や19歳の方たちも利用可能になりました。
※高校生（定時制高校生および高等専門学校生も含む）は申込不可
※申込時年齢が18歳・19歳の場合、収入証明書類の提出必須
※収入が年金のみの方は申込不可
この記事では、プロミスのカードローンの年齢条件、さらに18歳、19歳の方がプロミスに申し込む際の注意点を解説します。
プロミスはカードローン おすすめの消費者金融としてメリットが多いサービスです。
18歳未満の未成年の方がお金を借りる方法はないのか、18歳以上の方も含めてお金が必要な場合の解決方法も紹介しますので、併せてチェックしてください。
プロミスは満18歳以上74歳以下が申し込み対象
成人年齢の引き下げによって、プロミスのローンに申し込めるのが満18歳以上になりました。
これまで未成年だった18歳や19歳の方たちも、正社員やアルバイトでの収入があれば、プロミスに申し込めます。
また、申し込み上限年齢も74歳に変更されましたが、収入が年金のみの方は申込できません。
プロミスの申し込み年齢条件を確認
プロミスの公式サイトには、お申込いただける方の条件が記載されています。
年齢18～74歳のご本人に安定した収入のある方
※主婦・学生でもアルバイト・パートなど安定した収入のある場合はお申込いただけます。ただし、高校生（定時制高校生および高等専門学校生も含む）はお申込いただけません。また、収入が年金のみの方はお申込いただけません。
引用元：お申込条件と必要書類 – プロミス
年齢条件を満たしていても高校生（定時制高校生および高等専門学校生も含む）は申し込めないのでご注意ください。
年齢条件プラス安定収入も申し込みでは重要
プロミスの申し込みでは、年齢条件だけでなく安定した収入も条件となっています。
未成年ではなくなった18歳や19歳の方も、安定した毎月の収入がなければプロミスは利用できません。
- 18歳以上で本人収入がない
- 収入が毎月あるわけではない
以上のケースでは、申込条件を満たしているとはみなされず、プロミスを利用できません。
また、18歳・19歳の場合は、収入証明書類の提出が必須となります。
カードローンは借りたお金を、毎月一定額以上ずつ返済していきます。
たとえば、今月は返済できるけれど来月は収入がないから返済できない、親からの仕送りのみで生活している、といった状態では消費者金融からお金を借りられません。
消費者金融大手5社の申し込み対象年齢を比較
プロミス以外の消費者金融の申し込み対象年齢はどうなっているのでしょうか。
各社が設定している年齢条件を確かめてみましょう。
※高校生（定時制高校生および高等専門学校生も含む）は申込不可
※申込時年齢が18歳・19歳の場合、収入証明書類の提出必須
※収入が年金のみの方は申込不可
成人年齢が引き下げられましたが、申し込みの対象も引き下げられたのはプロミスだけです。
プロミス以外は18歳・19歳の成人の方も申し込めないので注意しましょう。
また、申し込み上限年齢はプロミスが74歳、アコム72歳、レイク70歳、他が69歳と各社異なる条件になっています。
カードローン利用中に上限年齢に到達した場合は、追加借入ができなくなり、借入残高がある場合は返済のみ行っていきます。
銀行カードローンも、消費者金融のように限度額を決めて繰り返し借入できますが、上限年齢が低めの設定のものが多く、62歳、64歳で借入できなくなるものも見つかります。
また、申し込み下限年齢は成人年齢引き下げ後も三菱UFJ銀行カードローン、みずほ銀行カードローン、三井住友銀行カードローンでは申込対象を20歳に据え置きしています。
18歳、19歳の方も申し込めないままなのでご注意ください。
プロミスで未成年が借りれた口コミを徹底検証
プロミス利用者の口コミで「未成年でも借りれた」「成人じゃなくても申込できた」などの情報を見つけると、申し込んでみよう！と思ってしまいますよね。
どんな口コミがあるのか検証してみましょう。
「学生ですけどプロミスで借りられました！」
「プロミスは学生も申し込み可能です。
ただし、満18歳以上、アルバイトで収入があるという2つの条件を満たしていないといけません。
収入に応じた限度額が審査で決まりますので、アルバイトでの収入が安定していれば学生だからプロミスで借りられないわけではありません。」
「親の同意があれば未成年でもプロミスに申し込めました！」
「プロミスでは親の同意があっても、未成年に貸付はしません。
口コミが本当ではないか、プロミスではない別の業者をプロミスと思って申し込んでしまった可能性があります。」
大手消費者金融の名前を騙った違法な業者もありますので、未成年も申し込めたという口コミを信用してはいけません。
18歳・19歳で今すぐお金が必要な場合はどうすればいい？
これまで未成年であった18歳や19歳の方も、成人年齢となったためプロミスに申し込めるようになりましたが、お金を借りるのは難しくないのでしょうか。
また、プロミス以外では、どのようなお金借りる方法があるのでしょうか。
18歳・19歳の方は成人だけれどお金を借りるのは難しいことも
もともと未成年がお金を借りる方法は大変少なかった状況がありました。
成人年齢が引き下げられても、お金を借りる方法はあまり多くないといえるでしょう。
成人年齢の引き下げにかかわらず、カードローンによって申込は20歳以上のままのところや、申込時に20歳未満なら収入証明書の提出が必須なところもあります。
申込できるローンが広がったことで、お金が必要なときの解決方法も選択肢は増えていますが、審査もあるためお金を借りるのが簡単ではないケースもあります。
未成年が現金を借りる方法は限定されている
未成年がお金を借りる方法は大変少ないです。
多くの貸金業者や金融機関が未成年に貸付を行わないのは、民法の「未成年者契約の取り消し」が大きく関係しています。
この未成年者契約の取り消しとは、未成年が法定代理人の同意なしに契約すると、取り消すことができるという条例です。
未成年者が契約しその後取り消されると、契約した時までさかのぼって無効となってしまいます。
貸付しても取り消しによって返済されないリスクを恐れる貸金業者や金融機関は、未成年への貸付を避けています。
実は消費者金融が則っている貸金業法では、未成年者への貸付を禁ずる規定はありません。
そのため一部の貸金業者、特に学生に貸付を限定した学生ローンは成人年齢引き下げの前から18歳や19歳の方も利用可能でした。
現在も、学生ローンは18歳以上の方を申込対象としているところが多いです。
学生ローンを利用する場合の注意点
学生である点が重視される学生ローンは、これまで未成年であった18歳の方や19歳の方も利用できるところがありました。
成人年齢が引き下げられた現在も、学生ローンなら大学生、短大生、専門学校生など高校卒業後の学校へ通う生徒なら申し込めます。
学生ローンは、名称には学生とついていますが、学生である期間に返済してしまわないといけないわけではありません。
卒業後も完済するまで返済は継続できますし、学生の間に契約しておけば社会人になってもそのまま借入できるローンもあります。
| – | プロミス | 学生ローン |
|---|---|---|
| 申し込み対象年齢 | 18歳以上74歳以下 ※高校生（定時制高校生および高等専門学校生も含む）は申込不可 ※申込時年齢が18歳・19歳の場合、収入証明書類の提出必須 ※収入が年金のみの方は申込不可 | 学生ローンにより異なる ・20歳以上の学生 ・高卒以上の学生（18歳・19歳も申込可） |
| 金利 | 4.5％～17.8％ | （例）14.4％～16.8％ 16.5％～18.0％ 12.0％～16.8％など |
| 限度額 | 1万円～500万円 ※ただし学生は最高限度額10万円程度 | （平均）1万円～50万円 |
| 審査時間 | 最短3分 ※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 | 最短即日 |
| 申し込み方法 | Web・電話から選べる | 来店・電話が中心 Web申し込み可能な学生ローンも一部あり |
| 融資方法 | ATM・振込キャッシング・スマホATM | 来店手渡し・振込 |
学生ローン申し込み条件や利用で気になる点
学生ローンによって、18歳以上申し込み可、20歳以上、20歳未満なら親権者の同意が必要なところ等、申し込みでの条件に違いがある点に注意しましょう。
学生ローンは来店しないと契約できない、ローンカードが発行されず借入や返済方法が限定されているものも少なくありません。
都市部の学生街にある学生ローンの店舗周辺の方しか申し込めないこともあり、地方の学生は利用が難しいこともあるのです。
また、カードローンのように限度額を決めて繰り返し借入できるローンではなく、必要額を都度借り入れるローン商品が多いです。
そのため、一度契約しておけばいつでも限度額まで利用できるプロミスのような大手消費者金融に比較すると利便性が低い、使いにくいと感じる方も多いです。
また、アルバイトでの限られたお給料から毎月返済していくので、計画なしでどんどん借りてしまうと借り過ぎに陥るかもしれない点も気を付けましょう。
学生ローンも貸金業法の総量規制に従って借りられる額が決まるため、年収の3分の1が利用できる最高額です。アルバイトのお給料に応じた借入額となりますが、返済額と他の出費を考慮して余分な額は借りない注意が必要です。
学生ローンの審査で知っておきたいこと
学生ローンの審査難易度を考えると、学生専用ローンは中小消費者金融が取り扱っているため、通過しやすいといえます。
個別に審査を行うため、収入が低めでも対応してくれる、また本人確認書類は学生証だけで契約できる学生ローンもあります。
ただし、新しく成人になった18歳や19歳の方には収入証明書の提出を求めるところもあります。
総体的に学生ローンには申し込みやすさもあるものの、プロミスなど大手消費者金融に比較すると知名度がありません。
そのため、確実に安心して利用できる正規の業者かどうかを区別しにくいデメリットがあります。
キャッシング枠があるクレジットカードで少額だけ借りる
クレジットカードを持っていて、キャッシング枠があるならすぐにお金を借りることができます。
クレジットカードのキャッシング枠は、プロミスなどの消費者金融ローンと同様に年収の3分の1まで設定可能です。
ただし、学生向けのクレジットカードのショッピング枠は10万円～30万円程度、キャッシング枠は最高でも5万円程度の設定のものも少なくありません。
クレジットカードのキャッシング枠は、あくまでも一時的なお金のピンチに少額利用するものと想定しておいたほうがよいですね。
クレジットカードのキャッシング枠を利用すると、設定された金利に基づいた利息がかかります。18.0％程度のところが多いので、消費者金融カードローンの最高金利と大きく変わりません。
ちなみにプロミスは17.8％なので他社カードローンよりも少しだけ低めの設定です。
クレジットカードはATMが近くにあれば気軽にキャッシングできますが、計画なく利用していると利息が大きな額になったり、返済が難しくなったりします。
ローンを利用する場合と変わらない意識で、必要額の最小限だけ借りるようにしましょう。
プロミスで親に気付かれずにお金を借りる方法は？
プロミスに申し込めるようになった18歳、19歳の方も親に気付かれずに借りたいですよね。
特に同居しているなら、カードローンの利用は気付かれやすそうですが防ぐ方法はあるのでしょうか。
プロミスは、Webで申し込み手続きができるWeb完結があり、カードを発行せずに借入や返済をすべてWebで済ませられます。
プロミスではスマートフォンから申し込め、自動契約機に行く必要もないので、誰にも気付かれずに借りられるようになりますよ！
さらに確実に郵送物をなしにしたいなら、プロミスの利用明細を確認できるWeb明細を利用しましょう。
しかし、郵送物なしの方法をどんなに選んでいたとしても、返済に遅れると督促状が送られてきます。
同居している親に気付かれないためには、絶対に返済遅れとならないようにしましょう。
未成年もOKな無審査ローンに申し込んではいけない！
未成年者でもお金を借りる方法がないかと検索していると「誰でもOK」「審査なし」といったローンが見つかるかもしれません。
未成年もOKなローンが危険な理由
「未成年も借りられるなら助かった」と申し込んでしまう方もいますが、絶対に避けるべきです。
なぜローンに申し込むと審査が行われるのかというと、お金を貸す側は貸したお金がきちんと返済されるかを知る必要があるためです。
返済されない貸し倒れが起こると、お金を貸す側は営業できなくなります。
もしも審査せずにお金を貸すローンがあれば、それは返済を想定していないということです。
つまり、返済されなくてもなんらかの利益を貸す側が生み出せる方法があると考えたほうがよさそうです。
違法な業者の悪質な手口とは？
審査なしのローンや、年齢を問わず申し込めるローン、返済手段を確認しないローンはやはり違法な業者が取り扱っています。
お金を貸してその利息から得られる利益ではなく、別のメリットのために営業しています。
たとえば、
- 申し込み者の個人情報を入手できる
- 押し貸し
などを目的とする業者があるといわれています。
押し貸しとは、必要以上の額を無理やり振り込んで、一部でも返済されれば利益が上がるほどの高金利を設定するものです。
無審査ローン、誰でも絶対借りれるローンというのは実は助け船ではなく、解決にもならず、逆によりお金に困る状態やトラブルに陥る可能性が高いのです。
申し込み条件を満たしていないローンを諦めた場合、その後違法な業者への申し込みを考えるのは絶対にやめましょう。
一部のろうきんカードローンは18歳以上なら申し込みOK！ただし注意点あり
一部のろうきんカードローンは、18歳以上の方が申込対象になっています。
親の同意があれば、18歳以上ならろうきんでお金を借りることが可能なケースもあります。
ただし、ろうきんは地域により申込条件にばらつきがあります。
18歳以上または20歳以上となっているため、利用するろうきんの年齢条件に合わなければ申し込めません。
さらにろうきんではカードローンを利用できる方の条件として下記のいずれかを満たしておく必要があります。
- 団体会員の構成員：ろうきんに出資している労働組合などの団体に所属している人
- 生協会員の組合員及びその家族：ろうきんに出資かつ生協に所属している人
- 一般勤労者：ろうきん友の会に加入または個人会員として出資している人
また、学生は年齢条件を満たしていて本人収入があっても申込対象外なのが実状です。
というのも、会員条件にプラスして年収150万円以上、同一の勤務先で1年以上給与をもらっていることという条件があるためです。
学生の方がアルバイトだけのお給料で年収150万円以上あるかというと、JASSOの調査では30万円から50万円が平均値ですから、年収条件を満たすのはかなり難しいといえます。
ろうきんのカードローン金利は、カードローンやクレジットカードのキャッシング枠に比較すると低いですが、18歳や19歳の方、学生の方は申し込みにくいローンでしょう。
また審査後ローンカード発行までの日数も3週間程度ですから、即日融資やできるだけ早くお金を借りたい方にとっては、ろうきんのローンを選択肢とするのは厳しいですね。
未成年の方や18歳・19歳でローン審査否決の方にお金が必要なときの対策は？
成人年齢の引き下げで、18歳や19歳の方もローンの申込先が広がり、お金を借りる方法が増えたように感じます。
しかし、ローンでは審査が行われる限り否決となって借りられない可能性もあるでしょう。
また、18歳になる前の方はやはりお金を借りるのは難しいです。
それでもどうしてもお金が必要、なんとかして準備しないといけない場合にはどうすればよいのでしょうか。
対策①親や友達から借りて必ず返す
金融機関や業者を利用せず周囲の人にお金を借りる方法もあります。
頼みやすく、ローンのように返済時の利息を気にしなくてもよいので、手っ取り早い解決策と思ってしまいますね。
しかし、親や友達にお金を借りる場合は、やはり必ず返済することが前提でしょう。
お金を返さないことでトラブルとなりやすいためです。
特に親に借りた場合は返済日や返済額をあいまいにしてしまいやすいのですが、親が「返さなくてよい」と言わない限りはきちんと最初の約束通りに返済しましょう。
友達に返済しないままにしてしまうと、友情を失う可能性も高いです。
安易に誰かにお金を借りることで、それまでの人間関係が崩れてしまうおそれがあることも知っておくべきでしょう。
対策②不用品を売ってお小遣い稼ぎをする
ネットオークションや、フリマアプリ、リサイクルショップなどで不用品を売ってお金を準備する方法もあります。
ネットの場合なら出品や配送などの手間はかかるものの、自宅にいながら作業しやすいメリットがあるでしょう。
ただし、落札または販売されない限りはお金を準備できませんから、買い取りしてくれるリサイクルショップに持ち込んでしまったほうがその場で確実に現金を手にすることができます。
対策③日払いや週払いOKのバイトに入る
お金を貸してほしいと頼む相手もいない、ネットオークションに出品するものもない、といった場合ならすぐにお給料が支払われるアルバイトをする方法があります。
学生の方なら、授業や勉強の忙しさにも左右されますが、時間があるならトライしてみてもよいでしょう。
支払いまでの期間が短いバイトのメリットは、「お金を借りる」状態にはならないので信用情報に記録が残ることもなくその後のローン利用にも影響を及ぼさない点です。
また、周囲の人との借金でのトラブルを心配する必要もありません。
デメリットは、多忙な場合には気軽にアルバイトできないこと、支払いのタイミングが実際は遅い可能性があることでしょう。
プロミスと未成年にまつわるQ＆A
Q:18歳になった誕生日当日ならプロミスに申し込んでもよい？
A:満18歳になればその段階で申し込みはできます。もちろん誕生日当日であっても、18歳になっていれば審査は受けられるでしょう。
ただし、プロミスでは年齢条件と同様に、安定した収入が定期的にあることも申し込み条件になっています。年齢条件をクリアしても、収入条件がクリアできなければ審査には通りません。
Q:プロミス申し込みで少しなら年齢詐称できる？
A:プロミスのカードローン申し込みのときに、17歳だけど18歳って書いてしまっても大丈夫かな」「ちょっとなら年齢詐称できるかな」と本当の年齢を書かない方もいます。
しかし、プロミスの申し込みでは必ず本人確認書類（運転免許証、パスポートなど）を提出しますので、年齢をごまかすことはできません。
お金を借りる場合の審査で重視されるのは、申し込む方の信用度です。年齢や年収などの重要な事項で、ウソをついたりごまかしたりすると信用できない申し込み者と判断されてしまうでしょう。
どうしても借りたいときには、借りられる条件に合わせようとしてしまいますが、絶対に止めておくべきです。