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花折

花折

花折

花村萬月 著
2018年11月26日発売
ISBN:978-4-08-771169-1
定価:本体1800円+税

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「私はな、悪王女や」
若き芸術家の卵が歩むいばらの道──。
何のために生き、何のために描くのか。
芥川賞作家が白血病と闘いながら紡ぐ究極の恋愛小説。

担当編集のテマエミソ新刊案内

画家として生きるために──。
芥川賞作家が白血病と闘いながら紡いだ愛と生の物語。

画家を父に持つ鮎子はその才を受け継ぎ、東京藝術大学に進学し、京都から上京する。
ある日、大学の裏山でイボテンと名乗る男と出会った鮎子は、体の隅々の長さを測定されたのち、彼と身体の関係を持つことに──。

しかし夏休みの帰省から大学に戻った鮎子はイボテンさんの自殺を知る。
生きるとは何か、芸術とは何か。
若き女性芸術家の視点で描く、濃厚でみずみずしい長編小説。

必至に絵と向き合う鮎子の姿が花村さんと重なります。
以下に小説すばる11月号から始まった花村さんの連載エッセイ「たった独りのための小説教室」第1回から、一説を引きます。

骨髄移植をしなければ確実に白血病で死ぬ。骨髄移植をすれば、それにともなう抗癌剤や放射線治療の副作用で烈しい苦痛を受け、さらに移植がうまくいっても移植した造血幹細胞が私の身体を攻撃するGVHDと称される合併症を発症し、さらに免疫がなくなってしまうので、ありとあらゆる病原体から身を守るために無菌室に閉じ込められてしまう。うーん、いやな二択だ。いやはや、こんな状態で文章が書けるのかという不安は当然あります。いまの日常生活だって気息奄々です。
(中略)けれど、この〈たった独りのための小説教室〉だけは、どのような状態に陥ろうとも生きているかぎりは書くと決めました。
(中略)照れくさいけれど、正直に告白します。私は小説が、正確には小説を書くのが大好きなのです。ですから三十年ほど続けてきた小説執筆のノウハウを、あなたに伝えたい。
(「小説すばる」11月号[2018年10月17日発売]より)

芸術家が作品を作るとはどういうことなのか。小説『花折』とエッセイ「たった独りのための小説教室」に込められたメッセージを受け取ってください。

著者プロフィール

花村萬月はなむら・まんげつ
一九五五年東京生まれ。一九八九年『ゴッド・ブレイス物語』で第二回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。一九九八年『皆月』で第十九回吉川英治文学新人賞を受賞。同年、『ゲルマニウムの夜』で第一一九回芥川賞を受賞。二〇一七年『日蝕えつきる』で第三〇回柴田錬三郎賞を受賞。『ロック・オブ・モーゼス』『いまのはなんだ? 地獄かな』『舎人の部屋』『續 太閤私記』『ニードルス』他著書多数。

花折

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花村萬月 著
2018年11月26日発売
ISBN:978-4-08-771169-1
定価:本体1800円+税

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