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セーヌ川の書店主

セーヌ川の書店主

セーヌ川の書店主

ニーナ・ゲオルゲ 著
遠山明子 訳
2018年7月26日発売
ISBN:978-4-08-773494-2
定価:本体2100円+税

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世界150万部のベストセラー!本を売る船は、パリから南仏プロヴァンスへ。
人々の悩みに本を“処方”する書店主の旅路を描く、喪失と再生の物語。

フランス各地を舞台に、人生が輝きを取り戻す……
世界150万部ベストセラー『セーヌ川の書店主』に登場するレシピをつくってみた!

パリの悩める人々に本を“処方”する書店主ペルデュの、フランスの川をゆく船旅と人生の再生の物語、『セーヌ川の書店主』(ニーナ・ゲオルゲ著/遠山明子訳)。
本書の魅力のひとつは、たびたび登場する美味しそうなお料理の数々。巻末にはそのおまけレシピがついています。今回、翻訳者の遠山明子さん夫妻のご自宅のキッチンをお借りして、いっしょにお料理にチャレンジしました!

※分量、作り方は一部アレンジしています。より正確なレシピ、分量は本書巻末をご覧ください。

<ピストゥ>

プロヴァンス風スープに、バジルをすりつぶして作るソースピストゥを加えるのがポイント。家庭ごとに独自のレシピがあるそうです。

スープの材料:
白インゲン豆の缶詰 ニンジン ズッキーニ ポロネギ(ネギで代用) ジャガイモ タマネギ トマト缶半量 オリーブオイル サヤインゲン 塩コショウ 各種ハーブ(今回はローズマリーを使用しています)

ソースピストゥの材料:
新鮮なニンニク2~3個 粗塩小さじ バジル大量 フレッシュパルメザンチーズ3鉢 オリーブオイル

1)大鍋にオリーブオイルを入れて熱し、適当な大きさに切った野菜とローズマリー、水も入れて10分蒸し煮をします。
2)塩を入れて、インゲン豆を加えて弱火でコトコト。
3)ソースピストゥを作ります。ニンニク、粗塩、バジル、パルメザンチーズ、オリーブオイルをブレンダーに入れて、粘りが出て、さらになめらかになるまでかきまぜます。バジルのフレッシュな香りがキッチンに漂います…。
4)ソースピストゥをボウルに敷き、上からスープを注ぐ。別茹でしたサヤインゲンを載せて完成!(今回は写真のため、注ぐ順序を逆にしました)

[試食]
ピストゥのバジルとニンニク、チーズのフレッシュな香りがすごい! ピストゥと相性が抜群のスープはいわゆるミネストローネですが、白インゲン豆を入れるのがプロヴァンス風なのだとか。本書では、料理人クーネオが女性を助ける場面で登場します。

<ラムチョップ、ニンニクのフラン添え>

お肉を焼く前にマリネするのがポイント。本書では、人生が止まっていた主人公ペルデュをほっとさせ、食事による心の平安というものを教えてくれたお料理です。

ラムチョップの材料:
ラム肉 トマトジュース適宜(今回は野菜ジュースで代用)ニンニク フレッシュローズマリー 乾燥タイム(今回はマジョラムで代用)コショウ オリーブオイル
今回はさらにマスタード、メープルシロップ、ポートワインを加え、添え物でジャガイモも使用。

ニンニクのフランの材料:
ニンニク 生クリーム 塩、コショウ 卵 ナツメグ オリーブオイル

1)ラムチョップの下ごしらえ。ニンニクを細かく刻む。材料をすべて混ぜ合わせ、ラムチョップにすり込む。数時間寝かせます。

2)本書ではグリルパンを使用していますが、今回はオーブンで。220度にしてじっくり焼きます。ついでに切ったジャガイモにオリーブオイルを塗り、ローズマリーを混ぜて一緒に焼きます。

3)ニンニクのフランを作ります。実際にはラムチョップをマリネしている間に作るのが良いでしょう。ニンニクをスライスし、生クリームと共に弱火で柔らかくなるまで煮ます。
4)ザルで濾します。これが一苦労でしたが、この作業のあとに美味しさが待っている…! 塩コショウをふり、卵を加えてかきまぜ、ナツメグをちらします。
5)スフレ型にオリーブオイルを塗り、4)を入れて20分間湯煎にかける。

6)10分間冷やし、型から抜く…はずがうまく固まりませんでした。スプーンですくうソースにするのもアリとしましょう。
7)ラムチョップを一人分ずつに切り、6)を添えて完成です。

[試食]
ラムが全然臭くない‼美味しい‼ お肉は豚肉でも代用できると思います。またフランのニンニクは生クリームと合わせて濾したことで、独特の刺激がマイルドになり、ピリッとした良いアクセントになっていました。

感想:
エンタメ系の翻訳小説には、こうしたレシピつきの作品がたまにあるのですが、実際に作ってみたのは初めて。
今回の2品は、どちらも本書で登場する料理人のキャラクター・クーネオが作ってくれるお料理のレシピです。「このインゲン豆、船の棚に並べてた缶詰でしょうかねえ」「このスープ、サミーが食べたものですよね?」など、小説の場面やキャラクターたちについて語り合いながら、美味しく楽しいひとときを過ごしました。
遠山明子さん、夫さん、どうもありがとうございました!

(K.S.)

編集者のテマエミソ新刊案内

パリ、セーヌ川に浮かぶ船の上で、悩める人々に本を“処方”する書店主、ジャン・ペルデュ50歳。しかし自身の心の傷だけは治せずにいた。20年前に恋人が彼の元を去ってから、凍りついたままだ。
しかし、ある古い手紙をきっかけに、彼は自分の人生を変える決意をする。彼女の故郷、プロヴァンスを目指そう。書店主とスランプ中の青年作家、たくさんの本と2匹の猫を乗せた船は、20年ぶりにうなりを上げた──
フランス各地の美しい川と町を舞台に、いくつもの澱んだ人生が再び輝きを取り戻す。
世界150万部の大ベストセラー。

本書はドイツ人作家ニーナ・ゲオルゲによって、原題『DAS LAVENDELZIMMER(直訳:ラベンダーの部屋)』として描かれた作品です。本国ドイツで人気を博したのち、英語版『THE LITTLE BOOK SHOP』がニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーリスト入りを果たし、37か国で版権が取得されています。

本書の中に散りばめられた名著はどれも私たちに人生を教えてくれる作品ばかりであり、登場人物それぞれの言葉もまた、私たちの心に訴えてくるものがあります。
おとぎ話のような森の家、古書の集まる本の町、地中海に通じる小さな港町、リュベロン山地のブドウ畑…美しいフランス各地の風景と、おいしそうな料理(巻末にレシピつき!)も、想像力を掻き立てられます。
読書は旅。この夏、パリから南仏への船旅はいかがでしょうか。

(K.S.)

著者プロフィール

ニーナ・ゲオルゲNINA GEORGE
1973年ドイツ生まれ。作家、ジャーナリスト、コラムニスト。小説、ミステリー、ノンフィクションを含め27冊の本、および600以上の短編とコラムを執筆する。ドイツでロングセラーとなった本書は英題『The Little Paris Book Shop』としてニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー入りを果たしたほか、37か国で出版され、累計150万部を超える世界的大ヒット作となった。現在も精力的に執筆活動を続け、ドイツ・ベルリンと、フランス・ブルターニュの両方で暮らしている。
著者公式サイト(英語):www.nina-george.com

セーヌ川の書店主

セーヌ川の書店主
ニーナ・ゲオルゲ 著
遠山明子 訳
2018年7月26日発売
ISBN:978-4-08-773494-2
定価:本体2100円+税

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