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担当編集のテマエミソ新刊案内

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イノセント

  • 紙の本

美しい女性に惹かれる、やり手経営者とカソリックの神父。三人の出逢いが紡ぎだす、大人の愛のかたち。島本理生『イノセント』。

定価:1,600円(本体)+税 4月26日発売


あふれる疾走感。心を揺さぶる至高の長編小説。
『ナラタージュ』『Red』を経て、島本理生がたどり着いた地平――。

 東京でイベント会社の代表を務める真田幸弘は、出張先の函館で、一人旅をしていた若い女性・徳永比紗也(ひさや)と出会う。比紗也は真田に対して、仙台で美容師をしていること、婚約者と来る予定だったが彼が来られなくなったこと、妊娠していることを話した。食事をともにしたのち、真田は比紗也に身体に気をつけるように言って、函館をあとにした。
 数年後、真田は自身が企画した婚活パーティで、比紗也の姿をみつけて驚く。話しかけると、今は東京で美容師をしていて、幼い息子と二人暮らしをしているという。結婚はうまくいかなかったのかと真田が問うと、比紗也は「うん」と答えた。真田は比紗也に強く惹かれていく。
 一方、教会の若い神父である如月歓は、病院で回転扉に指を挟まれる事故をきっかけに比紗也と知り合った。ボランティアとして髪を切りに来た比紗也と再会した如月は、その姿に複雑な過去と純粋さを感じとり、彼女をたすけようと決意する。また、自らが抱える問題と、それにまつわる苦い過去を比紗也に告白した。
 真田と如月は、それぞれの想いから比紗也に関わろうとする。だが、彼女は彼らが容易に気づくことのできない深い絶望を抱えていた――。
 一人の女性と二人の男性の出逢いが奏でる、葛藤と悔恨、愛と救済をめぐる物語。
 深く魂に響く傑作長編小説。

(担当 H. K.)


▼著者略歴
島本理生(しまもと りお)
1983年生まれ。2001年『シルエット』で第44回群像新人文学賞優秀作を受賞。2003年『リトル・バイ・リトル』で第25回野間文芸新人賞を受賞。2015年『Red』で第21回島清恋愛文学賞を受賞。『ナラタージュ』『アンダスタンド・メイビー』『よだかの片想い』『匿名者のためのスピカ』『夏の裁断』など著書多数。



▼紹介記事ほか
◎「青春と読書」5月号(4/20発売、集英社)で、瀧井朝世さんによるインタビューが掲載されました。
◎「すばる」6月号(5/6発売、集英社)で、中江有里さんによる書評が掲載される予定です。
◎「小説すばる」6月号(5/17発売、集英社)で、映画監督・岩井俊二さんとの対談記事が掲載される予定です。
◎「SPUR」7月号(5/23発売、集英社)で書評が掲載される予定です。


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