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担当編集のテマエミソ新刊案内

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言えないコトバ

  • 紙の本

『言えないコトバ』益田ミリ

定価:952円(本体)+税 8月26日発売

 『声に出して読みたい日本語』という本がブームになったことがありました。
そう、日本語は、とっても美しい。
そして、同じくらい、いやそれ以上に、難しい。

 益田ミリさんの最新刊『言えないコトバ』は、「ゆえあってどうしても言えない!」コトバについてエッセイとマンガでつづった、いわば「声に出して“言えない”日本語」の本です。

 コトバは日々、どんどん変化していきます。
「ズボン」を「パンツ」と呼ばないといけなくなったのはいつごろからだったでしょうか。
最近でも「スパッツ」が「レギンス」になったり、「チョッキ」(死語でしょうか……)は「ベスト」、更に進化して「ジレ」(何語?)になったりするらしいですね。

 そういう、どんどん変化する言葉だけではなくて、

「チャリ」って、何歳まで使っていいの?
「彼氏」って、アラサー女子が言っても許されるもの?
「リスペクト」なんて、自分の顔には永遠に似合わない気がする……

……など、いろんな種類の恥じらいが、そのコトバを言えなくさせるのです。

「結婚しないんですか?」なんて、自分が言われたら絶対顔がひきつる!
「元気だけが取り柄です」って、本当は安易な気持ちで言えないコトバだよな……
「孤独死」って、まわりの人間が簡単に言い切っていいんだろうか?

……などなど、「言えない」の奥には、立ち止まって良く考えてみないと気づかない、深い理由があったりもします。(だから、良く考えずに使ってしまっているコトバも多い)

 使う言葉がその人の内面を表すなら、使わない、使えないコトバも、きっとその人の心の奥にあるものを表しているんじゃないだろうか、そんな思いから、このテーマが決まりました。心のひだの間に挟まって自分でも気づかないような本当の気持ちが、言えないコトバにこそ、表れるんですね。

 代表作『すーちゃん』や『結婚しなくていいですか。すーちゃんの明日』をはじめ、益田さんの本には、いつも「立ち止まって考えてみる人」が出てきて、読む私たちを何かに気づかせてくれます。

 この本にも、ちまたに溢れる「日本語」本とはまたちょっと違う“気付き”がたくさんあるはずです。それよりなにより、「わかる~~」と共感できて、ぷっと笑えて、とにかく面白いんですけどね!!肩肘張らずに、まずはマンガ部分だけでもぜひ、読んでみてください。
(編集W)


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