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おばさん未満

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『おばさん未満』酒井順子

定価:1,300円(本体)+税 9月26日発売

数年前のある日。
「あ、順子先生!」
「Kさん!」
半蔵門線の神保町駅ホームで、育児休業明けの担当Kは、
酒井順子さんにバッタリと再会。
「お久しぶりですぅ」
「全然、変わってな~い」
お互いに言い合いながら、順子先生(数年前からこちらの呼称に。
酒井さんが「先生と呼べ」とおっしゃっているわけではありません、念のため)の
眼鏡奥の目線が、私の目尻のシワやシミに
スっと走ったのを私は見逃しませんでした・・・・。

その後なんとなくの流れで
「私たち世代(40歳前後)にとっての加齢とは」という話になり、
この『おばさん未満』がレンザブロー連載に至った次第。
ともに、十分「大人」な年齢でありながら、
「女医」とか「女性弁護士」とか立派そうな職業の女性は、
年下であっても「お姉さん」という意識で接してしまう・・・・
などなど、おのれの社会的・物理的年齢との折り合いの
つかなさ加減について、話の尽きることがありませんでした。
話題に添ったものが俎上に載せられたこともあれば、
「順子先生ってば・・・ほんとに怖い。
『セックス・アンド・ザ・シティ』なんて甘いわ・・・」
と思うほどの章(例・「腹」「性欲」「たるみ」など)も。

しかし、酒井さんは舌鋒鋭い、毒舌、というのでは
決してありません。
「愛をもって」加齢を迎えつつある女性たちを語っているので、
シワだ、たるみだ、ナンだと言っても、
読後、不思議な爽快感があるのが本作。
「ま、年取るっつーのも悪いことばっかじゃないか~」と。
既婚・未婚・子アリ・子ナシ、みーんなに平等に訪れる老い。
「若くありたい」という気持ちとのせめぎあいを楽しめるのも
この年代ならではです。
「あの頃は、私らも迷いが多かったものよ」
と、還暦を迎えた酒井さんとKは、その年代ならではの
ガールズトーク(語弊あり?)を交わしているものと思われます。
(編集K)


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