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担当編集のテマエミソ新刊案内

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雨宮処凛の闘争ダイアリー

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『雨宮処凛の闘争ダイアリー』雨宮処凛

定価:1,400円(本体)+税 5月2日発売

 日本のロストジェネレーション(25~35歳の就職氷河期世代)の過酷な労働条件をレポートし、改善を求めて日本中を駆け回る作家、雨宮処凛さん。
本書はWEBサイト『マガジン9条』で連載された「1年間」(石原都知事再選、参院選で民主党圧勝、安部首相退陣、大手人材派遣会社グッドウィルの事業停止処分など、社会的な「動き」も怒濤の展開だった2007年春~2008年春)の活動記録です。写真もふんだんに使ってます。

 不況の経済構造のなか、意図的に「格差社会」の「底辺」に追いやられた人々の現状(低賃金の派遣社員、過重労働で過労死寸前の正社員など)を知り、「反撃」に乗り出した雨宮さん。「生きさせろ!」と日本各地でデモ行進し、「働く貧困層(ワーキングプア)」への理解を促すために講演&執筆、そして貧困層と支援団体と社会が「連帯」する大切さを呼びかけます。それらの活動が徐々に「実を結ぶ」軌跡を読み進めることで、「仕事に疲れた労働者」は勇気がわくこと必至です!

 ……ちなみに担当編集Nは雨宮さんとまったくの同世代、ロスジェネです。何十社もの採用試験を受けて、ほとんど合格通知が来ないという就職活動を経験しました。会社説明会で「金融ビッグバン」「グローバル化経済」「派遣社員」という聞きおぼえのない単語を聞きながら、「これで不況が終わり、就職できるならば大歓迎」なんて呑気に思ってました。それが「格差社会」につながってゆくとは夢にも思わずに……。

 今回の仕事をきっかけに、今までの雨宮さんの著作(「雨宮処凛の闘争ダイアリー」含む)を読み、自らの過去を振りかえり、目からウロコを何枚も落としました。「なんと自分は無知だったのだ!」と反省することしきり。

 しかも、正社員だろうとフリーターだろうと、雇用される立場の労働者はみんな「下流」になりうる、との衝撃的な内容が書かれていて、かなりドキッとします。(一部の特権階級によって、国民の一億総「下流」化が進められているらしいですよ……)。
「怖ッ!」と思った人は、ぜひ「雨宮処凛の闘争ダイアリー」をご一読ください。誰もが「格差拡大社会」の当事者ということがよ~くわかります。「知る」だけでも、世界は変わります。そして、一緒に「行動」しましょう!
(編集N)


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