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青少年のための小説入門 すげえの書いて、デビューしようぜ!落ちこぼれヤンキーといじめられっ子中学生が、小説界に殴り込み!?作家を目指す凸凹コンビの奮闘を描く、渾身の青春長編小説。イラストレーション/小畑健青少年のための小説入門

すげえの書いて、デビューしようぜ!
落ちこぼれヤンキーといじめられっ子中学生が、小説界に殴り込み!?
作家を目指す凸凹コンビの奮闘を描く、渾身の青春長編小説。
イラストレーション/小畑健

あらすじ

いじめられっ子の中学生・一真は、万引きを強要された店でヤンキーの登と出会う。
一真のピンチを救った登は「小説の朗読をしてくれ」と不思議な提案を持ちかけた。
実は、登はディスレクシア(読字障害)で読み書きができない。
名作小説を共に読むうち、いつしかふたりは本の面白さに熱狂しはじめる——。

青少年のための小説入門

青少年のための小説入門
久保寺健彦・著
2018年8月24日発売
ISBN:978-4-08-775442-1
定価:本体1650円+税

試し読み

LESSON 1
登さんから葉書が届いたのは、ぼくが二度目のデビューを果たして四年目のことだ。
打ちあわせにやってきた担当の編集さんが、お見せしようかどうか迷ったんですけど、と前置きして、革のトートバッグからそれをとり出した。

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著者プロフィール

久保寺健彦

久保寺健彦(くぼでら・たけひこ)
1969年東京都生まれ。早稲田大学大学院日本文学研究科修士課程中退。2007年「すべての若き野郎ども」で第1回ドラマ原作大賞選考委員特別賞を受賞。『みなさん、さようなら』で第1回パピルス新人賞を受賞。『ブラック・ジャック・キッド』で第19回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞。その他の作品に、『中学んとき』『GF(ガールズファイト)』『ハロワ!』など。

著者・久保寺健彦さんからひとこと著者・久保寺健彦さんからひとこと

「小説の存在意義とはなにか。
そのことを真剣に考え始めたのが、2011年。
自分なりの答えをつかむのに、7年かかりました」

推薦コメント 随時更新!

  • 『青少年のための小説入門』は、多くの人の人生を変える力を持った作品だと思う。
    登も一真もかすみも、もがきながら、苦しみながら、自分で自分の人生を切り拓いていく。心底面白かった。夢中になって読んだ。
    前を向け!誰かのせいにするな!胸を張れ!そんな風に小説から叱咤激励された気持ちになった。読み終えたとき、自然と涙が流れていた。
    陳腐な言葉に聞こえるかもしれない。でも、私は心のまま、こう叫びたい。
    ”本を愛するすべての人へ!! この小説よ、届け!!”
    集英社 書籍販売部・K

  • 登と一真、生き生きと描かれた二人のキャラクターに感情移入して、あっという間に読み終えてしまいます。そして読後には「いい小説読んだなあ」としみじみ思います。この二人が現実世界のどこかにいてほしい。そんな感情にさせてくれる青春小説の新たな一冊です。
    集英社 書籍宣伝部・W

  • 作家を目指す登と一真は、夏目漱石、芥川龍之介、ドストエフスキー、サリンジャーなど、様々な名作を朗読し、小説の面白さと自由さを発見していきます。その展開は、前作『ハロワ!』から七年かかってようやくいま今作の刊行にこぎつけた、著者の久保寺さんご自身の道のりと重なっているようにも思えます。
    登と一真の、どうにかして作家になりたいという初期衝動。過去の名作への尊敬の念。『インチキじゃないものを書きたい』という切実な想い。そしてなにより、本への溢れる愛情。登場人物と著者自身の、熱いパワーが迫ってくる一作です。
    集英社 編集担当・T

登と一真が出会った本、全作品リスト登と一真が出会った本、全作品リスト

夏目漱石
『坊っちゃん』(ちくま文庫)☆
『それから』(新潮文庫)☆
筒井康隆
「バブリング創世記」(徳間書店、『バブリング創世記』所収)☆
「トラブル」(中公文庫、『ベトナム観光公社』所収)☆
『虚人たち』(中央公論社)☆
芥川龍之介
「羅生門」(新潮文庫、『羅生門・鼻』所収)☆
「河童」(新潮文庫、『河童・或阿呆の一生』所収)
太宰治
「道化の華」(新潮文庫、『晩年』所収)☆
「トカトントン」(新潮文庫、『ヴィヨンの妻』所収)
田山花袋
「蒲団」(新潮文庫、『蒲団・重右衛門の最後』所収)
川端康成
「片腕」(新潮文庫、『眠れる美女』所収)
横光利一
「機械」(新潮文庫、『機械・春は馬車に乗って』所収)☆
新井素子
『いつか猫になる日まで』(集英社文庫 コバルトシリーズ)
柴田翔
「ロクタル管の話」(文春文庫、『されど われらが日々―』所収)☆
国木田独歩
「号外」(岩波文庫、『号外・少年の悲哀』所収)
田中康夫
『なんとなく、クリスタル』(河出書房新社)
田中小実昌
「寝台の穴」(中公文庫、『ポロポロ』所収)☆
宇野浩二
「蔵の中」(岩波文庫、『蔵の中・子を貸し屋 他三篇』所収)☆
安部公房
『箱男』(新潮文庫)
夢野久作
「瓶詰の地獄」(角川文庫『瓶詰の地獄』所収)
谷崎潤一郎
「鍵」(新潮文庫、『鍵・瘋癲老人日記』所収)☆
『細雪』(中公文庫)☆
萩尾望都
『トーマの心臓』(小学館文庫)☆
志賀直哉
『城の崎にて』(新潮文庫)☆
岡本かの子
「鮨」(筑摩書房、『ちくま日本文学037 岡本かの子』所収)
北杜夫
「天井裏の子供たち」(新潮文庫、『天井裏の子供たち』所収)
吉川英治
『宮本武蔵』(新潮文庫)
村上春樹
『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(新潮文庫)
オー・ヘンリー著 大津栄一郎訳
『オー・ヘンリー傑作選』(岩波文庫)
ヘミングウェイ著 福田恆存訳
『老人と海』(新潮文庫)☆
ゴーゴリ著 平井肇訳
「外套」(岩波文庫、『外套・鼻』所収)
アンブローズ・ビアス著 西川正身訳
「アウル・クリーク橋の一事件」(岩波文庫、『いのちの半ばに』所収)
J.D.サリンジャー著 野崎孝訳
『ライ麦畑でつかまえて』(白水Uブックス)☆
ヘルマン・ヘッセ著 高橋健二訳
『荒野のおおかみ』(新潮文庫)
ボリス・ヴィアン著 伊東守男訳
『うたかたの日々』(早川書房、『ボリス・ヴィアン全集3』)☆
サキ著 中村能三訳
「開いた窓」(新潮文庫、『サキ短編集』所収)
トルストイ著 木村浩訳
『アンナ・カレーニナ』(新潮文庫)☆
カフカ著 高橋義孝訳
『変身』(新潮文庫)
マーク・トウェイン著 西田実訳
『ハックルベリー・フィンの冒険』(岩波文庫)☆
レイモンド・チャンドラー著 清水俊二訳
『さらば愛しき女よ』(ハヤカワ文庫)
ダシール・ハメット著 村上啓夫訳
『マルタの鷹』(創元推理文庫)
ダニエル・キイス著 小尾芙佐訳
『アルジャーノンに花束を』(ハヤカワ文庫)☆
リチャード・ブローティガン著 藤本和子訳
「クールエイド中毒者」(晶文社、『アメリカの鱒釣り』所収)☆
ロラン・バルト著 花輪光訳
『物語の構造分析』(みすず書房)☆
トーマス・マン著 高橋義孝訳
「トニオ・クレーゲル」(新潮文庫、『トニオ・クレーゲル ヴェニスに死す』所収)
モンゴメリ著 村岡花子訳
『赤毛のアン』(新潮文庫)
ドストエフスキー著 亀山郁夫訳
『カラマーゾフの兄弟』(光文社古典新訳文庫)☆
『罪と罰』(光文社古典新訳文庫)☆
江川卓訳
『悪霊』(新潮文庫)
カート・ヴォネガット・ジュニア著 伊藤典夫訳
『スローターハウス5』(ハヤカワ文庫)☆
ガブリエル・ガルシア=マルケス著 鼓直訳
『百年の孤独』(新潮社)
トルーマン・カポーティ著 龍口直太郎訳
『冷血』(新潮文庫)
フィッツジェラルド著 野崎孝訳
『偉大なギャツビー』(集英社文庫)☆
ジョン・アーヴィング著 小竹由美子訳
『あの川のほとりで』(新潮社)☆
もっとみる
  • *「☆」は、作中で本文を具体的に引用した作品です。
  • *文献の選定に際しては、読みやすさのため現代仮名遣いの書籍を優先とし、作中の年代以降に刊行された版も選んでいます。

青少年のための小説入門

青少年のための小説入門
久保寺健彦・著
2018年8月24日発売
ISBN978-4-08-775442-1
定価:本体1650円+税

いじめられっ子の中学生・一真は、万引きを強要された店でヤンキーの登と出会う。
一真のピンチを救った登は「小説の朗読をしてくれ」と不思議な提案を持ちかけた。
実は、登はディスレクシア(読字障害)で読み書きができない。
名作小説を共に読むうち、いつしかふたりは本の面白さに熱狂しはじめる——。

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